WEB版すいせん [2014年12月号]
平成26年度 第2回県士会リーダー会議(丹南会場)報告
平成26年12月14日(日)に、林病院にて県士会リーダー会議が開催されました。前年度から始まった研修ですが、 今年から名称を「リーダー研修」から、「リーダー会議」に変更し、第1回開催は奥越地区にて開催され、丹南会場は第2回となります。
Q.会議の目的は?
日本作業療法士協会の動向や県士会活動を理解し、情報を共有することで、一丸となって士会活動を実施することにありますが、メリットは士会運営側のみではありません。最新の国の動向や方向性、それらに応じた作業療法士の対応すべき課題などが明らかになるため、個々の参加者にも大きな影響があります。裏を返せば、各施設のリーダーの方は把握しておくべき情報ばかり、のはず。
だから、「リーダー会議」なのです。
「えっ?そんなことが今起きているの?」
と、驚くような情報も満載でした。 参加者は18名と、大入りとまではいきませんでしたが、中には嶺南地区から参加してくださった会員もいらっしゃいました。
研修の中身は
- 協会からの報告と今後の方向性
(第二次作業療法5ヵ年戦略・認知症初期集中支援チーム・特別支援教育など) - MTDLP、地域ケア会議、市町村介護予防支援事業について
- 生活行為向上マネジメント委員会より最新の動向などについて
などなど、とても紙面では紹介しきれません。一つ確かなことは、今後目まぐるしく医療・介護・福祉の状況が変化するのは確実な中、作業療法士一人一人が制度の上に胡坐をかかず、目指すべき方向性について情報を収集し、対応していかなければ道はないということでしょう。その苦難の時代をチームで乗り越えていくための研修でした。 来年度以降も開催していく予定ですので、各施設のリーダーの方、またそうでない会員の方、
来年はぜひ参加してください!!
参加者からの感想
今回リーダー会議に参加させていただき、OTは生活行為向上マネジメントを用いて生活がみれる、何が必要か評価できることをケアマネなど他職種の方にアピールしていることや、すでに成果をあげて新しい事業として動き出している市があることを知りました。厚労省・ケアマネ協会・介護職団体等々において、「生活行為向上マネジメント」はOTが行う仕事として認知されつつある現状になっています。
自分自身まだ一例しか実践しておらず、職場内で”OTはこんなことできます”とアピール出来る状態とは言えません。まずは職場内のOT仲間に実践を促し、職場内で他職種の人に効果を実感してもらえるように動いていきたいと思います。